美粋書房 横山俊一

神道を根にした文化慣習に携わり、文化思想の執筆をしております。

健全な主体性像

1)学術的な学習
1-1学術的科目構成
一般科目として、「歴史と理論」等と言う科目が設けられ、社会学や自然学の基盤的な原理への認識と生産の作法が生み出される。個別限定性の分野を進める初動的且つ汎用性の観点が備えられ、基礎の盤石性の上に、個別を作る体形が生み出される。「歴史と理論」という言葉も、どちらかというと抽象的な概念であり、これのみでは、日常的な皮膚感覚の習慣や活動からは少々離れた概念の心象が生まれる。
1-2日常性の把握
まずもって、朝、昼、晩という一日の区分と一日のサイクルを浮かべながら、各個別の衣食住や仕事、休憩や就寝などという現象を配して、現況を掴むようなことが先んじる。
表1

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1-3現況と評価と方法と検証と改善のサイクル
この日常性の現象を基にしながら、各現象の現況認識と評価感覚が起こり、現象の因果性について、深まりや広がりを発想して、問題の修正や好感の増進を遂げる。求める事柄に対し、必要な資源を浮かべ、サービスと資源の負担の想定と適正を探しながら、理想と現況と評価と方法と検証を回す活動に至る。
1-4望む欲求と水準に対する必要資源、及び妥当な方法や水準の形成と実現、
2)基礎知見に対する運用と改善の規則性
2-1自己体験と学術、
現象の良し悪しの評価感覚が起こり、よりよく改善を求める欲求が現れ、問題の原因の探索や特定と予防の施策を考案し、実際に投じて検証に回り、改善を果たすような習慣が作られる。
2-2自己体験と他者への有用性
この中で、各学術的知見等と言う体系的な知恵と比べて、実際現象との対比へ及ばせ、有用な知見や方法であるか活用し、検証を見て、自己の血肉となる知恵や見解が起こされる。その有用性を他者へ伝え、サービスと対価に及ばせる等と言う知見の広がりと有用性の好循環の社会性を遂げられる。
2-3認識や創造作法の精査
現象を特定するのに、「時間と空間と利益と不利益」という基礎観点を生む。「いつどこで、誰が誰に何をする,した、なぜ」という様式をもって、事実認識と価値の認識が整理される。
2-4概念形成と稼働と更新
これら頭脳的な知見の吸収という割合の強い知的創造力に対して、実際性の現象を重ねながら、以下のような知見の深まりや広がりを遂げる。体と感性の出現を通し、概念形成と稼働の習慣を重ねて、より概念の深みや広がりを持ちつつ、洗練的な体系に集約する規則性が進められる。現象の深まりと広がりという観点をもって、想定と稼働を繰り返し、原理の抽出を含む活動と規則性が進められる。頭に偏した認識で、自己の不在な理解に留まらず、自己の定常的な規則性を柱に備え、自己原理の形成と更新を重ねて自己理論を作る道筋が生まれる。
2-5歴史と理論
時間が歴史なる概念と対照され、空間は、要素と要素の因果性の範囲概念を生み時間と空間に対して個別限定的観点の抽出や創造力が成されて方法という性格を含んだ理論が導出される。どのような欲求を起こしどのように遂げられるか。欲求と方法の深まりへ進んで体験を重ねながら、冷静な思慮を繰り返し、より良き欲求と、欲求を遂げる方法の体形と及ぶ理論が形成される。歴史と理論なる抽象概念について、皮膚感覚の現象の認識と各動作の基本原理を抑えながら集約性の概念と中身の認識が詰められ一つの領域観を起こし体系化した知見と吸収される。稼働性と概念形成を繰り返し質実の良い抽象と具象の整合の高まる規則性と結果の概念が作られる。
3)哲学的深まりと原理の向上
3-1動静概念
この規則性について「動静概念」等と言う更に抽象性の高まる概念が導出される。静的な固定概念や感性のあるべき状況等を問い、静的側面が形成され、動態性を回し静の更新と向上などを重ねる規則性を生む。
3-2生滅観
こうした中で、病気や事故、死などに対面し、より根源的な生命への思慮を生み、生滅不可分の感性の認識が形成され根源的な人間や生態系の原理が掴み出される。命への重みある感性と行為を作るような習慣や性格を造るに及ぶ。
3-3根源性と全体観と特定性
多様な因果性を感じ取る感性が培われ、自己との直接的な因果性に留まらず、間接性の因果を感じながら、対象範囲の広がる全体観が形成される。全体観を意識的か無意識に浮かべつつ、特定的現象の因果性と性格付けに回る。広く大きな利益への想定を少なからず抱きながら、欲求に対して必要資源の算定や勘案に及んで実現可能な欲求と充足を重ねて、次第に出来る範囲が広がり、特定的領域観の広がりと全体観の更新などの規則性が繰り返される。
3-4健康な主体性像
日常性の活動と分断的な頭の形成による知見の保有を強める規則性に陥る教育であると、どこか歪な精神性や欲求を常態する性格が作られる。「動静概念と規則性」等と言う原理を衝動性のフレームと備えて、概念と現況と評価と方法と検証と改善を回す活動観と実際性を標準概念と固めて、質実の良い健全な主体性と活動が取り行われる。頭過多や体過多に見る歪性の出現について、健全な感性を作る動静の規則性が進む。
3-5健全な個性の形成
こうした完結性の質実の良き長期性の健全な主体性像を標準と備えながら、自己の関心が進む特定性の生産性に注力して個性が作り出される。基準的分母観と特定的個性という観点を常態する規則性に回り、歪性の出現について適当な制御性を図る主体性に及び、自己と外界との耐久的長期性の相関を作る永続の軌道が生まれる。どのような特徴を生む個性であるか。完結的完璧性の高い全体性の構図等と問いながら、直接的な効用や影響の因果性を浮かべ、全体と特定性の相関を掴むような態度に及んで、自他との良好なプラス基調の相関性を進められる。
3-6悪性化の習慣と慢性的歪性
物質任せの生存策に偏ると、上述のような規則性と外れた粗雑な生存策を強め外界からの不快感を招かれる。よき理論の形成と稼働等と言う習慣を喪失し、目先の利益を物質性で奪うような習慣と性質が強まる。無機質合理性への発想や欲求が強まり、歪な主体性を招き、生態系の悪化を齎せる因果性が整理される。盗みや詐欺の慢性的な性格が作られる。これに陥らぬ適正な原理が引き出される。